利用者(就職決定者)の声

行動力から未来は拓ける!

金子コード(株) 秋葉翔馬さん


―「就職寄り添い相談」を知ったきっかけは?
  東京有楽町のふるさと回帰支援センターで開催された「静岡まるごと移住フェア」で、浜松移住コーディネーターの方から教えていただきました。

 

―秋葉さんは栃木県出身で東京で働いていたけど、どうして浜松に移住しようと思ったの?
 もともと漁業や養殖に興味があったので、それに関連した仕事を探していました。
 近隣に山や海のある長閑な地域で仕事をしたいなと考えていて、そこで行き着いたのがこの浜松市でした。
 「就職寄り添い相談」で、チョウザメの養殖を行っている当社(金子コード㈱)を紹介してもらい、珍しくて興味を持ちました。

 

―地域(浜松市)はもちろん、金子コード㈱の仕事内容に惹かれたんだね。移住することに不安はなかった?
 もちろんありました。まず会社がある春野町ってどんなところだろうと思って、
 Google マップで検索したらぜんぶ「緑!」、第一印象は山しかない、でしたね(笑)。
 次に不安になったのは「車の運転」。運転免許は持っていましたが、公道で運転したことがほとんどなく、
 しかも山道なんて大丈夫なのかと・・・。でも実際に来てみたら走っている車も少ないですし、心配するほどではなくすぐに慣れました。
 都会の満員電車に比べたら、何倍もいいですよ。

 

―縁もゆかりもない浜松市に移住することについて、ご両親はどんな感じだった?
 最初は不安に思っていたようです。実際に春野町まで来て、仕事内容等を説明したら、あなたの決めたことなら、と応援してくれました。



 

―金子コード㈱で実際に働いてみてどう?
 チョウザメ養殖・キャビア生産という全国的にも珍しい仕事に携われていることに対してやりがいを感じています。
 チョウザメ1匹の養殖に7~8年も掛かるこの養殖事業を、長い目でチャレンジさせてくれている会社に感謝です。
 自然が好きなので、この環境や生活を含めて毎日が楽しいですね。仕事の休憩時間に、近くで流れている川を眺めていると
 都会に比べて贅沢な時間だなぁと感じます(笑)。

 

―自然を眺めていると癒されるよね。苦労していることはあるかな?
 前職では熱帯魚の飼育していたのですが、もちろんチョウザメとは飼育方法や温度管理も異なるので、勉強はすごく必要ですね。
 養殖技術もまだ確立されていない部分があるので、書籍だけでなく別の養殖場にも足を運んで多様な情報を仕入れていきたいと思っています。



 

―「就職寄り添い相談」を利用して良かった?
  とても良かったです。他地域から移住する場合、働きたい会社があるかどうかは非常に重要です。
  LINEやメールを通じて、遠方でも相談しやすいこのシステムは有難いですね。
  一方で、移住には本人の行動力も大事だと思っています。私も金子コード㈱に就職を決める前に2回、浜松を訪れましたが、
  居住地や会社を自分の目で確認することで決心できた部分が大きいです。
  やはり、ホームページや地図で見るだけでは分からないですからね。



自分自身の「やりたいこと」を見つけて移住という決断をし、行動を起こした秋葉さん。
 自身の体験を笑顔で語ってくれた姿から、毎日の充実感と今後への意気込みが伝わってきました。
 こんなところにも、若年層の移住が増えている理由があるのかもしれません。


秋葉さん、ありがとうございました!

 

金子コードhttps://www.kaneko-cord.com/
1932年創業で、ケーブル関連部門、チューブ・メディカル関連部門、食品関連部門の3つの部門が主な事業のメーカー。今回取り上げた食品事業部は2014年に発足、日本一きれいな川『気田川』の上流、杉川のほとり、南アルプスの最南端に位置するHARUNO CAVIAR VALLEYにてチョウザメ養殖及びキャビアの生産を行っている。工業製品を生産するメーカーとして培った技術を活かし、安全安心、そしておいしいキャビア生産を追求している。

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